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メーカーを見る目を養うガイダンス

香西勉が知名度の低い BtoB 企業(企業間取引企業)の新卒集めを手伝っているガイダンスである。

 

メーカーを見る目を養うガイダンス
http://idc.disc.co.jp/guidance/index.html

このガイダンスに参加している企業は以下のような企業である(2018年)

  ブラザー工業(株)
  (株)ディスコ
  (株)イシダ
  (株)村田製作所
  (株)堀場製作所
  (株)島津製作所
  日本ガイシ(株)
  (株)アドバンテスト
  浜松ホトニクス(株)
  (株)安川電機
  (株)GSユアサ

 

このような世間一般に知名度の低い企業が揃っている。
ただし、ブラザー工業は BtoC 企業(一般消費者向けに商品を販売する企業)としての側面もあるので、この中では知名度が高い方であろう。

このガイダンスの説明によると(2018年9月現在)

 

http://idc.disc.co.jp/guidance/guidance.html

単に「理工系の学生とメーカーを集めて出会う場をつくる」会ではありません。
「大きく変化しているメーカーを取り巻く環境の変化」、それに向き合っている「メーカーの動向」と、
「技術者のあり様」についてのイベントです。

 

とのことであるが、それならば参加企業がどうして知名度の低い会社ばかりなのか不思議である。
知名度の高いメーカーでも「大きく変化しているメーカーを取り巻く環境の変化」「メーカーの動向」「技術者のあり様」が重要であることは間違いない。

かつて香西勉は「知名度の高い会社の分かりやすい仕事に安易に就いてはいけない。それよりも知名度がなくてもしっかりとした技術を持った企業に入るべきだ」のようなことをガイダンスの説明に書いていた。その方がまだ説得力がある。

 

香西勉の本音はこんなところだろう。

香西「知名度の低い会社は自力で新卒を集めることができない。だから自分がそのような会社のためにガイダンスを開催すれば、知名度の低い会社は自分を頼るしかなくなるだろう。ガイダンスの開催費用はそのような企業から毎年取れる。

このような香西勉のビジネスモデルを実践しているだけであって、このガイダンスに来る学生は香西にとって金儲けのネタに過ぎないのだ。

 

ここまで読まれた方は「だったらそういう会社で合同してガインダンスを開催すれば香西は不要じゃないの?」と思うかもしれない。
しかし、複数の企業だけでこのようなガイダンスを開催すると企業間の利害関係がどうしても衝突してしまう。そのため、うまく行かないのだ。
香西勉のような第三者がいると、企業間の利害関係を調整しながらガイダンスを開催できるのである。

このガイダンスに参加している企業に応募するべきかどうかは学生が決めることではあるが、これらの企業の評判が本当に良いのであれば、新卒集めに苦労することはないはずである。

筆者として気になったことがある。以下の部分にこのようなことが書かれている(2018年9月現在)。

 

http://idc.disc.co.jp/guidance/guidance.html

【3】求められる技術者像は、「ビジネスクリエーター」&「プロデューサー」
今、求められているのは「こつこつ真面目な技術者」ではありません。
自らテーマを創造する、新しい価値を創造する、そのような「ビジネスクリエーター」が求められています。

 

自分で手を動かさない手配師的な人間が求められている」と香西は言いたいのである。
このような考えのせいで日本の製造業が空洞化しているのは識者の間では当然のことである。
もはや BtoB 企業ですらこのような考えをしているなら BtoB 企業への就職をする必要もないのではないか。
一流大学を出ているなら素直に有名企業に行った方が無難であろう。

​※2019年から香西勉は、上の文章を書き換えて「技術者もバージョン2.0の時代」という極めてしょーもないことを書いている。言いたいことは今までと一緒で「手配師的な技術者が求められている」と言いたいだけである。

※2020年になると、香西勉は「技術者もバージョン2.0の時代」という文章を削除した。私に指摘されて削除したのだろう。しかし、香西の本音は前述のようなものであると思うべきであろう。

証拠画像↓

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